2014.01.18
日本では高齢化が進み、ヒートショックによる家庭内の事故は、年間1万人以上もの死者が出ると
言われています。
ではヒートショックの多い冬に、暖かく、そして快適な住まいにするにはどうしたらいいのでしょうか。
開口部に気をつけよう!
〈断熱とは〉
熱が伝導や対流・更には放射によって伝わるのを防ぐこと。
家の構造を熱が伝わりにくくすれば、冬場だけでなく、夏場は逆に外からの熱が入りにくい家になります。
〈気密性とは)
隙間風などが入ってこない状態を気密性が高いという。つまり空気が漏れない性能をいう
。家を構成する壁や窓の断熱性能を上げると同時に、せっかく暖まった空気を逃がさないような構造に
することも大事です。
ちなみに熱交換が最も多く行われているのは窓であり、窓の断熱は非常に効果的です。
一般的な家では、冬の暖房時にこれら開口部から全体の約5割の熱量が逃げていくと言われます。
寒さから室内の暖かさを守るため、窓は「断熱」と空気が移動しないようにする「気密」が必要になります。
暖かい家にするには、まず窓から熱が逃げないようにすることです。
窓ガラスを複層ガラスに交換したり、今ある窓に「内窓」(二重窓)を付けて断熱効果を上げる方法が
あります。
次回は、窓のほかに家の断熱性能を高める方法についてです。