2012.10.05
おはようございます。
昨日は洪水の話をさせて頂きましたが、
知っている人もいると思いますが、国の防災対策として二十数年前より
スーパー堤防構想なるものがありました。
スーパー堤防対策は、民主党の事業仕分けにより中止となりましたが、
栗橋の地区については、堤防を嵩上げすると言う工事を現在もやっています。
堤防事業で、一部の家屋は移転等を実施しています。
その中で、江戸時代の水防施設「吉田家水塚(みつか)」と言う建物が、
1・5キロ離れた同市伊坂の栗橋文化会館イリスという敷地内に移築されるそうです。
氾濫を繰り返した利根川と地域の歴史を伝える貴重な財産は、今年資料館として解放するそうです
水塚は洪水に備えて食料などを備蓄し、避難できるようにした施設で、
利根川の氾濫による水害が相次いだ栗橋地域に多く、
今も市内に残る水塚のおよそ7割にあたる114軒が他にもあるそうです。
吉田家水塚は、日光街道の宿場町「栗橋宿」に残る唯一の商家の水塚で、
200年ほど前に築かれたとみられる高さ約2メートルの石垣造りの盛り土と、
1862年(文久2年)と1904年(明治37年)に建てられた2棟の蔵などからなっているそうです。
蔵は頑丈な土蔵造りで、いち早く商売が再開できるよう、
品物を避難させる役割も果たした。宿場町の面影を残す建築物としても歴史的価値があるそうです。
時間があったら、見学してみたらいかがでしょう。