2012.12.03
先週にヒートショックの原因についてブログを書きましたが、「家庭薬新聞」にヒートショックを防ぐ方法が掲載されていたので、ご紹介したいと思います
冬にヒートショックが問題になるのは、暖房が効いた部屋と暖房のない廊下やトイレとの温度差が大きいためであり、特に木造家屋では温度差が大きく、昔から高齢者が冬のトイレで脳卒中を起こすケースはよく知られています。
冬は居間→廊下・脱衣所→浴室と室温が低下していきますが、この温度差が大きいほど、ヒートショックは起こりやすくなります。さらに熱いお湯に入った瞬間にも熱い刺激で血圧は上昇しますが、温まり始めると急激に血圧は低下します。この血圧の急激な変化が危険です。
高血圧や糖尿病、脂質異常症等で動脈硬化が進行した高齢者は、血圧の上昇で心筋梗塞や脳梗塞など、または血圧の低下により意識を失うことで溺死を起こす原因となります。
~ヒートショックを防ぐには~
1.服を脱ぐ前に、浴室内をシャワーの蒸気で暖めるなど脱衣所や浴室の温度を上げて、室内や湯船のお湯との温度差を小さくする
2.入浴前には足元から心臓に向かって、順に「かけ湯」を行う。また湯船のお湯の温度は39℃から41℃までとし、長湯をしないようにする
3.家族が入った後に入浴すれば、浴室も暖まっており、お湯の温度も熱すぎることがない
~家庭薬新聞より~
『温度差を小さく』することが、ヒートショックを防ぐことになります
急激な温度差に気をつけて、快適な冬を過ごしたいですね
shimu