2013.03.13
以前『ヒートショック』についてのブログを書きましたが、この中の「熱いお風呂が好きな人」に気をつけて貰いたいものに温泉があります
冬の温泉地での事故も多いと言います
バスや電車で温泉地に移動するだけでも、人体に負荷がかかるため、血液粘度が少し上がります。
そして、温泉地では1日に数度の入浴や、飲酒してから入るということもあります。これがまたよくありません。
お酒には利尿効果があり、血管が拡張して血圧が低くなります。
まさに、入浴の効果と同じです。そのため逆に効果が倍増しすぎて、かえって悪い影響が出る可能性が高くなります。
また温泉の成分によって保温効果が高くなると、より血管が拡張して血圧が下がります。
(たとえば硫化水素泉や炭酸泉は、より血管拡張作用が強い)
もちろん適度な血管拡張はよいことであり、高血圧の人は血圧が下がって好ましいのですが、繰り返し入浴したり、長湯をすると必要以上に血圧が下がり、頭に行くべき血が減り、頭の血流が滞るため血液が固まりやすくなってしまいます。
温泉は本来健康的なものですが、入浴法を誤ると、命にかかわる恐れがあります。
~宝島~より
楽しいはずの温泉ですが、無理な入浴をすると取り返しの付かないことになります
飲酒してからの入浴や日に何度もする入浴、長湯は気をつけたいものですね。
最後に、こんな事も書いてありました。
家庭内の入浴時に気をつけたいのは、浴室内外の温度差とお湯の温度です。お湯の温度による人体への効用は42℃までで、それ以上は医学的な効用の上乗せ効果は全くなく、脳卒中や心筋梗塞リスクが高まります。
春の陽気が感じられるこの頃ですが、まだまだ寒い日もあります。
急激な温度変化に気をつけて、入浴や温泉を楽しみたいものですね
shimu