2013.05.16
『ロコモティブシンドローム』って、ご存じですか
『ロコモコドン』では、ありません (こんな事考えるのは、私だけ・・・?)
公益社団法人日本整形外科学会によると、「ロコモティブシンドローム」とは「『運動器の障害』により『要介護になる』リスクの状態になること」と定義しており、推計患者数は4,700万人(男性2,100万人、女性2,600万人)と言われています。
ロコモの定義は、主に加齢による運動器の疾患や機能の衰えによって体を動かす機能そのものが衰えてしまい、家に閉じこもりがちになったり、転倒しやすくなったりして寝たきりになるなど介護が必要になってしまう危険性が高まっている状態と言えます。
ただし、単に加齢だけが原因というわけではなく、若い頃からの運動不足や乱れた食生活も大きな原因と考えられており、実際、厚労省の「第二次健康日本21」でも栄養・食生活、身体活動・運動の改善が必要だと指摘しています。
ここで、ロコモチェ~ック !!
~7つのロコモチェック~
1.片足立ちで靴下がはけない
2.家の中でつまずいたり、滑ったりする
3.階段を上るのに手すりが必要
4.横断歩道を青信号で渡りきれない
5.15分くらい続けて歩けない
6.2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難(1Lの牛乳パック2個程度)
7.家のやや重い仕事が困難(掃除機の使用、布団の上げ下げ)
※以上の1つでも当てはまればロコモが疑われます
上記に当てはまっちゃった人は、ロコモ予防の運動をどうぞ
◎開眼片足立ち
片足で立つため、支えが必要な人は机に手を置くなどして行う。
床につかない程度に片足を上げ、1分間ずつ、1日に3回行う。
ただし、無理をせずに自分の体に合ったペースで行うことが大事。
◎スクワット
椅子に腰かけるようにお尻をゆっくり下ろす。
お尻を軽く下ろすところから始め、膝は曲がっても90度を超えないようにする。
膝がつま先より前に出ないようにする。
足はかかとから30度くらい外に開き、体重が足の裏の真ん中辺りにかかるようにする。
これらを踏まえ、深呼吸をするペースで5~6回繰り返し、これを1日3回行う。
痛みを感じる時はお尻を下げすぎないようにして、机などを支えにして行うのも良い。
~家庭薬新聞~より
くれぐれも転倒に気をつけて、つかまるものがあるところで行って下さいね
shimu