2015.03.23
もうそろそろ、彼岸開けとなりますね。
この連休で、お墓参りに行かれた方も多かったと思います
ところで、お彼岸につきものの"おはぎ・ぼた餅"は、なぜ呼び名が違うかご存知ですか
本来は季節によって呼び名だけでなく、姿形も違っていたようです
春 | 秋 | |
呼び名 | ぼたもち | おはぎ |
形 | 大きめで丸い形 | 小ぶりで俵の形 |
あん | こしあん | 粒あん |
呼び名:春に咲く牡丹の花にちなみ、春は「ぼたもち」
秋は萩の花にちなんで「おはぎ」
形の違い:牡丹は大きくて丸い花のため、「ぼたもち」は大きめで丸い形
萩は小さくてやや細長い花のため、「おはぎ」は小ぶりで俵の形
あんの違い:材料となる小豆は秋に収穫され、とれたての小豆が使える秋は、皮ごと使った粒あんに、
冬を越した春は、かたくなった皮を取ってこしあんにして使っていたため、
「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」は粒あんを使って作る
という理由があったそうです。
でも今はこんな違いにこだわることなく、いろいろな物があります
そしてその土地土地でも、作る物が違うようです。
ところで、なぜお彼岸にぼたもち・おはぎを食べるのかというと・・・・
昔、砂糖は超高級品だった事と、小豆の赤い色には魔除けの効果があると信じられていたため、
大切なお彼岸に、邪気を払う食べ物としてご先祖様への供養に使われていたようです。
では、ご先祖様へのご供養をしたら、こちらも美味しく頂きましょうね
shimu