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浄化槽のよくあるQ&A  ~仕組み編~

2011.05.18

Q.浄化槽の仕組みって、どうなっているの?

A.浄化槽の中には、酸素の嫌いな嫌気微生物と酸素の好きな好気微生物が働いています。嫌気微生物は、汚水を個体と液体に分離します。そして嫌気微生物が濾過した汚水を、好気微生物がさらに分解してきれいにします。ブロワーは、好気微生物が元気に働けるように、酸素を送る役目をしています。ココで綺麗になった水が、外に排出されます。

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Q.「ディフューザーの交換をおすすめします」と言われたが、ディフューザーって何?

A.ディフューザー(別名:散気管)は、溶存酸素を一定に保つ事を目的とし、
   1.気泡をより小さく噴出させる
   2.細かい気泡は、水に接する表面積を数倍にする
   3.より多くの、酸素を確保
   4.効率よく微生物に酸素を送る
 などの働きがあります。

 ディフューザーが古くなると、ブロワーに負担が掛かってしまい、ブロワーの寿命を縮めてしまいます。
 家庭の使用状況によってバラツキはありますが、平均交換年数は2~3年です。

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Q.いつも殺虫処理をしていますが、なぜ必要なのでしょうか?

A.理由は2つあります。
 一つは、浄化槽から出てきた害虫はとても不衛生だから、もう一つは法律で定められているからです。
 浄化槽で生まれたハエや蚊は、身体に大腸菌などを付けたまま家の中へ侵入し、食べ物の上や洗濯物などに止まり、感染症を媒介したり、食品を汚染したりします。夏場は特に発生が多いので、その都度殺虫処理をしていかねばなりません。

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Q.マンホールの周りから泡が出ています。何か異常でしょうか?

A.浄化槽の設備的な問題ではありません。以下のような事が、考えられます。

1.使用開始直後または清掃直後の場合(主に合併処理浄化槽)
  浄化槽の立ち上げ時(使用開始1~2ヶ月)は、まだ微生物が発生する環境が整っていないので、泡立ちが発生します。微生物の発生が見られると、徐々に泡は減少していきます。

2.水温と気温の温度差(主に単独浄化槽)
  水温と気温の温度差が激しい春~夏にかけて、微生物の動きが活発になるため、泡の発生が多くなります。

3.洗剤の使用量
  洗剤の使用頻度が高かったり、大量に使用したりすると『泡』の発生が長引きます。

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浄化槽のよくあるQ&A ~浄化槽清掃(汲み取り)編1~    

浄化槽のよくあるQ&A ~料金編~    

 

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