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レンガ積みの話

2012.04.27

 皆さんこんにちは、毎度の事ながらネタ集めに苦労しており、ブログアップをおろそかにして申し訳ありません。先日、会議の場で主題にあるとおり、「レンガ積みの話」をさせていただきました。元々は先代の受け売りだったのですが、ちょっとしたきっかけがあり私なりに深く考えてみました。皆さんは、P.F.ドラッカーという人をご存じでしょうか?「もしドラ」といえば解る人は多いかもしれません。昨年ベストセラーになって、映画化もされた小説です。ある高校野球のマネージャーが、「マネージャー」という言葉を勘違いして経営の本を参考にし野球部を強くしていくという話です。その経営の元の本を書いたのがこのドラッカーという人です。
 前置きが長くなりましたが、仕事や人生を別の形で表現したのがこの「レンガ積みの話」で、内容は、炎天下にレンガを積んでいる三人のレンガ積みのそばを、旅人が通りかかります。旅人は、それぞれ三人のレンガ積みに「あなたは何をしているのですか?」と声をかけました。旅人の問いに対する答えは三者三様です。
 一人目のレンガ職人は「見れば分かるだろう・・・。私は親方の命令でレンガを積んでいるんだ」と答えました。二人目のレンガ職人は「私はレンガを積んで塀を造っているんだ」と答えました。三人目のレンガ職人は「私はレンガを積んで立派な教会を造っているんだ」と答えたそうです。
  ドラッカーによれば、一人目の職人は、命令でただ働く職工である。二人目の職人は、塀を造る専門の職人である。そして三人目の職人は、教会を造るという目的を自分で意識してレンガを積んでいる職人であるという。ドラッカーはこの三者三様のそれぞれの答え方の中に仕事の意義をどのように考えるかによって、仕事への取り組み姿勢が違う事を表現したそうです。さらに言えば、仕事の意義をしっかりつかんで働く人は、他者から「やらされている」という発想から解放され、イキイキとした働き方が出来、自分の仕事のやり方にも創意工夫をもたらす事ができるのである。ということで、皆さんは今どのレンガ職人に近いでしょうか?
 仕事も人生も目的や目標を明確に、しかもより先に持っている人は将来の自分が変わっていくのではないでしょうか。では、また・・・


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