2012.11.21
おはようございます。
先日PDCAサイクルの話をしましたが、付随して
具体的にどんな活動があるか、その1つを紹介します。
題名の通り「QC活動」です。
当社でいうとISO9001(品質マネジメントシステム)の手法を用いて、
具体的な業務課題の解決に取り組み、
その品質の適正保持・効率化・改善などの対策を考え、
実践する活動のことです。
この活動を実践知るためにQC7つ道具というものがあります。
1.特性要因図・・・特性(品質)に影響している要因を系統的に図解することで、
原因追及が容易になる
2.チェックシート・・・チェックするだけの簡単な作業で、
必要なデータを集められるとともに重大なミスを防止できる
3.ヒストグラム・・・データのバラツキの分布状態から工程の問題点を推察できる
4.散布図・・・二つの要素の間に関係が存在するかどうかが判る
5.パレート図・・・品質不良などの要因に複数の項目がある場合に、
対策の重点方針を設定できる
6.グラフ・管理図・・・グラフ:データを視覚表現することで比較や変化を容易に把握できる
管理図:工程の異常発生を未然に防ぐことが出来る
7.層別・・・漠然としているデータ群が、層別によって特徴を現してくる
これらを利用して、問題や課題の解決に取り組みます。
取り組むストーリーは以下のようになります。
1.問題・課題の設定理由(目的)
2.現状把握・遡及調査(事実の列挙)
3.要因の解析と検証(原因の追及)
4.目標の設定(あるべき姿の具現化)
5.対策の検討と立案及び選択と決断
6.対策の活動計画作成(アクションプランの作成)
7.対策の実行(役割の明確化による推進)
8.効果の確認
9.活動の反省と今後の課題
気付いた人も多いと思いますが、
結果的にPDCAを回すための、具体的手法の1つです。
他にもいろいろな手法や考え方もありますが、
改善の定石ですので、覚えておいて損は無いと思います。
迷ったら、ここに帰ってみてはいかがでしょうか。