2013.05.14
おはようございます。
先日、家の娘から1ドル100円になったんだから、
円が高くなったんじゃないの=円高でしょう?
と質問を投げかけられたので、
若い方で、円高・円安の意味が違っているのでは、
と思い、円高・円安とは何かを説明します。
(池上彰先生の方が上手に説明してくれると思いますが・・・・)
そもそも円安とは「外貨に対して円が安くなる」こと。
外貨とは外国のお金の単位、日本ではアメリカのドルが
よく引き合いに出されますね。
「安い」と聞くと数値が小さくなるイメージですが、
1ドル=75円の場合、75円出せば買えていた1ドルの商品が、
100円出さないと買えなくなるのです。
同じものを買うのに余計な円を払わなければいけないので、
円の価値が下がる=円安と表現します
ちなみに去年の今頃は約78円ぐらいで、
今が101円ぐらいですから、(一時102円台になったが・・・)
23円(130%)の円安になっています。
単純に輸入される原料は上がり、
最終的に家計に直結(商品の値上げ)してきます。
ガソリン等の燃料はずっと上がってきていますが、
他にも輸入原料を使用している生活用品や、
電気などが値上がりを始めています。
生活がさらに厳しくなってきます。
その代わり、輸出する産業は業績は改善されます。
自動車とかは特に顕著ですよね。
また、一部の投資家もここに来て、
良い感じになっているのではないでしょうか。
こういう人たちが、お金を使ってくれれば、
最終的に日本全体の景気が良くなる。
という筋書きだそうです。
円安が進んだ要因のひとつとしてあげられているのが、
アベノミクスによる「大胆な金融緩和」です。
世の中に出回るお金が増えて金利が下がり、
円が売られて円安になるとされています。
安倍首相は、5月7日の参議院予算委員会で、
「賃金より先に物価が上がる可能性が高い」
と指摘しているそうです。
(既にそのような感じになっているかも・・・)
円安の恩恵を受ける業界はともかく、
少なくとも恩恵を受けられない業界
特に中小零細企業では、
給料は上がらないのではという見方もあります。
(またデフレになるかも・・・)
上がるにしろ、上がらないにしろ、
円安はわたしたちの給料にも直結しています。
皆さんは、どのように感じられますか?