2014.07.29
こんにちは。
今日の夕食で『ウナギ』を食べる方も多いのではないでしょうか。
本日の朝刊のスーパーのチラシには、
たくさんのウナギの広告が載っていました。
1尾2000円以上もするので、躊躇してしまいますよね。
さて、この『土用の丑の日』の由来はご存じでしょうか?
私もよく聞くんですが、意味まではよくわからなかったので調べてみました。
ここでは、『土用』と『丑の日』を分けて考えます。
土用とは古代中国で考え出された思想の陰陽五行説に基づき割り当てられた期間だそうです。
五行(木火土金水)の五時(春・夏・土用・秋・冬)を四季に割り当てた期間で、
立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前十八~十九日間(各季節の終り)があり、
土用は四季の間にあってその生成を助けるものと考えられています。
年間に四回あり相生(そうじょう)の火生土(かしょうど)の関係で夏の土用が特に注目されているようです。
では丑の日はというと、
丑とは年・月・日・時の順序を示すための符号で
十二支の二番目ことです。
丑が十八~十九日間内で先に来ると二の丑があります。
曜日と同じで十二支の順番が変わることはありません。
これらを当てはめていくと、今年は今日(7月29日)になるようです。
ちなみに、昨年は2日(7月22日・8月3日)ありました。
ではなぜ『土用の丑の日』にウナギを食べる習慣ができたかというと、
諸説あるようですが、有力な説はこうだそうです。
夏バテ防止のためにウナギを食べるという習慣が定着したのは、
江戸時代中後期になってから。売り上げ不振に悩んだウナギ屋から、
相談を受けた平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し繁盛したそうです。
丑(うし)の日に「う」の付く物(うどん・うり・梅干など)食べると
体に良いとの言い伝えがあり、「うなぎ」が合致したと考えられているようです。
ウナギには豊富なタンパク質、ビタミンAをはじめ、ビタミンB1、B2、D、E、
さらにはカルシウム、鉄分と体に必要な栄養素がこれでもかというほど含まれている優秀な食品です。
また、不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)や
DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含んでいて、
脂っこいイメージとは裏腹に、意外なほど体に優しい食材といえます。
今日の夕食はちょっと贅沢してみるのも良いかと・・・