2014.11.28
おはようございます。
見出しの通り、ここ最近原油価格が下落していますね。
日本は原油のほぼ全てが輸入に頼っていますので、
円安になっている場合、価格は上昇するのでは?と思いますが、
実際は逆です。
原油市場は北米でのシェールオイルの生産拡大や、
カダフィ政権崩壊後混乱していたリビアでの原油生産の回復など
供給が需要を上回る状態が続いているからだそうです。
また、省エネルギー等の技術革新や、世界的な景気の停滞で
需要は伸び悩むとの見方も根強く、
国際的な指標である英国産北海ブレントの先物価格は
6月半ばから約30%も下落しているそうです。
これだけ下がっていれば、ガソリンや灯油の販売価格ももっと下がりそうですが、
からくりがあるようです。
たとえば、ガソリンの販売価格の内訳は、
(ガソリン本体価格+ガソリン税 +石油税+原油関税)×消費税
となっています。
見てわかるとおり、本体以外は全て税金で構成されています。
さらにガソリン税は本則税率(28.7円/ℓ)+暫定税率(25.1円/ℓ)=53.8円/ℓもかかっています。
一時期、暫定税率が問題になりましたが、この部分です。
原油関税は2006年4月から無税とされていますが、いつ復活するとも限りません。
また、消費税はこれらの税金を含めたものに課税されていますから、
言い方によっては2重課税になっています。
普段車に乗られる方は、燃料価格が下がりありがたいと思いますが、
まだまだ、税金で成り立っているような感じです。
こちらで、1回のガソリン補給でどれぐらい税金を納めているのか
確かめられるサイトを見つけました。
是非確認してみてください。