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あれから8年半

2019.10.30

おはようございます。

昨日は冷たい雨が降って、この時期で1番の寒さになったそうです。

被災された方は、非常にご苦労しております。

改めて、お見舞い申し上げます。

本日は、また良い天気ですね。

 

さて、先日私は研修のため日曜、月曜の2日間で、

8年半前に発生した東日本大震災の被災地である『南三陸町』にいってきました。

震災後、何度かこの目で見てみたいと思っていましたが、

なかなかタイミングが合わず、今回の研修旅行で初めて、

震災後の現状を目の当たりにしてきました。

 

 

南三陸町は一部の被災建物を除き、全く新しい街へと変わる途上状態でした。

 

 

 

かさ上げされた道路と堤防以外は、まだ造成中でほとんど街としての機能は感じられません。

 

その中で、震災に耐えた建物である『高野会館』という結婚式場を内部まで見ることができました。

 

4階建ての建物ですが4階部分に見える看板が目に入るでしょうか?

津波の高さはあそこまできたそうです。

あの高さで12m、最大波の高さの到達距離は16mだったという事です。

 

震災時の写真が看板として掲げられていました。

震災を忘れないために、あえてこの状態で保存しているそうです。

 

内部はこんな感じです。

 

 

 

建物内は、見ての通り廃墟の状況です。

しかも、数分でこうなったそうです。

 

上の写真でもあったように、震災時に避難していた人たちがいた場所です。

 

当時は非常に寒く、確か夕方から雪に変わった記憶があります。

びしょ濡れになりながら必死に救助を待つ方々の気持ちを考えると胸が詰まります。

 

この後、復興支援で近所に商店街が集まって『南三陸さんさん商店街』という

仮説の商店街も拝見させていただきました。

 

 

仮設商店街なので、今後はまた町並みが変わっていくと思います。

 

 

ここまで、語り部さんというボランティアの方が案内と説明をしてくれました。

街が海に飲み込まれている町や人を目の当たりにした方の言葉は、

一語一語とても重みを感じ、そして防災の大切さを更に実感できました。

 

関東でも2つの台風に加え、度重なるゲリラ豪雨で被災している方がいます。

また、残念ながら命を落とした方もいます。

 

語り部さんが質問されました。

防災や震災時に人間ができる一番重要なことは何だと思いますか?

 

語り部さんが言っていたのは、『逃げる』ことだと。

なので防災のために、どこにどのように逃げるルートや逃げ方の知識をしっかり学ぶか。

これが一番重要なのではないか。という話でした。

 

自然が起こす大災害では、人は無力です。

無力だからこそ知恵を出して、命をしっかり守る行動。

これを考え、その時の為に常に備えておくことが必要だと言うことを。

 

だいぶ時間がかかりましたが、自身もまた一つ勉強でき、

さらに勉強不足を痛感し、さらなる精進をする心構えができた研修でした。

 


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