2013.07.17
昨日は『相性の悪い食べ合わせ』の話でしたが、今日は逆に『相性の良い食べ合わせ』についてです。
相性の良い食べ合わせ
●大根おろしと肉類
消化を助ける大根やカブなどの野菜、パパイアやパイナップル、イチジク、キウイなどの果物に含まれる
酵素には、デンプンやたんぱく質の消化酵素が含まれている
肉料理の下味にこうした野菜や果物を使うことで柔らかくしたり、胃もたれ防止に大根おろしを食べる
ただし、デンプンやたんぱく質の消化酵素は熱に弱いので、生食か低温で素早く加熱するようにする
●タマネギ、ネギ類とビタミンB₁
タマネギなどの臭いの元となる硫化アリルという成分は、ビタミンB₁の吸収を促進する
ビタミンB₁はブドウ糖のエネルギー代謝に関わるので、不足すると疲労し易くなる
●βカロテン、ビタミンAと油脂
βカロテンやビタミンAは、脂溶性ビタミンであり、油脂と一緒に摂取すると吸収がよくなる
ほうれん草やカボチャの油炒めは良い組み合わせとなる
●カリウムとナトリウム
ナトリウム(塩分)は、過剰に存在すると、血圧に影響したり、心臓、腎臓に負担が掛かる
カリウムは、塩分と一定のバランスを保つ働きがあり、細胞内でナトリウムが増加すると、
細胞外にあるカリウムと入れ替わり、ナトリウムは体外に排出される
みそ汁には、カリウムの多い海草や野菜をたっぷりと
●カルシウムとたんぱく質、ビタミンD
たんぱく質を構成するアミノ酸の中でも、特にリジン、アルギニンがカルシウムの吸収を促進する
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促し、骨に沈着するのを助ける
ビタミンDは、魚や日干しされた乾物などにも含まれる
骨ごと食べられる小魚の干物は同時にカルシウム、たんぱく質、ビタミンDが摂取できる
~家庭薬新聞~より
焼き肉やハンバーグに大根おろしなどは、家庭料理でも出てくる定番ですが、
毎日の食事で栄養素の相性を気にしながら摂取することはありませんよね
肉でも魚でもバランス良く毎日の食事に取り入れて行くことで、
夏にも負けない身体づくりができますね
shimu