2013.11.13
従業員の皆さん、毎日の業務お疲れ様です。
今年も余す所2ヶ月足らずとなりました。
また、厳しい冬の到来につき、風邪(インフルエンザ)等々には十分注意頂き、
優秀の美を期待致しております。
本日のブログテーマは”義手の詩画家……大野勝彦さん”と致します。
皆さん、大野勝彦氏をご存じでしょうか。
義手の詩画家として有名な方です。
残念ですが、今年の1月にご逝去されました。(享年69歳)
ご誕生は、昭和19年熊本県の阿蘇です。
簡単なプロフィールをご紹介致しますと、
ご実家は阿蘇で農家をなされており、大野さんも実家の農業を仕事として行っておら
れました。平成元年、トラクターで耕耘している最中に不幸にも両手を巻き込まれて、
両腕を無くしてしまいました。
以来、今日に至る迄詩画家として、義手にも係わらず世に沢山の作品を出されました。
小職も有る機会に彼の作品と出会い、彼のファンになってしまいました。
不幸にも事故で両腕を無くされた訳ですが、彼の作品には微塵もその様な感じを受け
ません。義手となられて25年、彼の人生はどの様なものだったのか?
小職には想い描くことさえ出来ません。
壮絶な人生だったんだろうな?とは想いますが……健常者には描くことさえ出来ない。
何かの機会に彼の作品を観て下さい。きっと我々のこれからに、参考になるものと考
えます。(作品展示……風の丘阿蘇大野勝彦美術館)
専務 佐伯 淳