シロアリ消毒・害虫駆除・浄化槽・空調設備・リフォーム工事

先日、浄化槽を弊社で管理させて頂いているお客様から

『使い捨てカイロをトイレに落としたのを気づかずに流してしまった!!　
今のところ、トイレは詰まってはいないようだが、そのままで大丈夫だろうか？』

というお問合せがありました。

お客様は使い捨てカイロが浄化槽の中で発火したり、異物が浄化槽の中に入ることで浄化槽の中がおかしくなったりしてしまうのではないか、とご心配になられたようでした。

使い捨てカイロは、落としたことに気づかずそのまま流してしまった場合でも、そのまま浄化槽に到達していれば発火の恐れや浄化槽の不具合の心配は要りません。

使い捨てカイロの製造販売会社のサイトでも

『発火したりトイレ用洗剤（酸性、中性、アルカリ性）と混ざって有毒ガスを発生することはありません。
カイロの袋は溶けないので、そのまま流れるか、詰まってしまう可能性があるため、水洗トイレの場合はすぐに拾いあげて下さい。
汲み取り式の場合は、浄化槽でも分解されないで詰まってしまう心配がありますので、念のため処理業者に相談して下さい。（小林製薬Q&Aより）』

とありました。

問題なのは、浄化槽に到達する前に配管のどこかに引っかかって、詰まりを起こしてしまう場合です。

～使い捨てカイロをトイレに落とした場合の対処法～

◎トイレに使い捨てカイロを落としてすぐに気がついた場合

落としたことにすぐに気がついた場合は、流さずにすぐに拾う事がベストです。
そうすれば排水管の詰まりを心配することなく、その後も快適に使用できます。

◎カイロをトイレに落とした事を気がつかず、流してしまった場合

数日間は、トイレの流れの様子を観察しましょう。
流してしまったカイロが配管の途中で引っかかってしまった場合、後から流れてきたトイレットペーパーなどで詰まりが起こります。
配管の途中途中で引っかかる場所が、その方のお家の配管の状態で変わりますので、数日間の観察が必要になります。

詰まったなと感じたとき、ご家庭でできる方法としては

１．ラバーカップ（すっぽん）で取り除く
２．ワイヤーブラシを使う
３．ハンガーを使う
４．便器を外す

などの方法もありますが、これらはうまくいかなかったり、便器を傷つけたりする可能性があります。

そして数日間様子を見て、普通に排水されていれば何の問題もありませんが、何となく水の流れが悪いと感じた場合は業者を呼んで、見て頂く事をおすすめします。

冬場は特に気をつけていても、うっかり落としてしまうことがあるのが使い捨てカイロです。
まずは、流す前に落とした事に気がついたらすぐに拾い上げるようにして頂きたいと思います。

冬場の使い捨てカイロの落とし物には、気をつけたいものですね。

shimu

トイレリフォーム祭第3弾開催中です！
11月30日までお得な価格でご提供中!!