2014.02.03
節分の「豆まき」は、私が幼少の砌(みぎり)(^_^;) から毎年恒例で行っていた行事ですが、
近年では「恵方巻き」なるものが流行っていますよね。
ところで、「節分そば」というのはご存知でしょうか
いま一般に「年越しそば」といえば、12月31日の大晦日に食べるそばのことを指す。
けれども、この一年の最後の日に食べるそばを年越しそばと呼ぶようになったのは、
意外と新しいことのようだ。少なくとも江戸時代の後期には、大晦日ではなく節分に
食べるそばを年越しと呼んでいた。江戸時代の史料で、大晦日に食べるそばを
年越しそばと呼んでいるものは、いまのところみつかっていないとされる。
立春の前日の節分は大寒の最終日、つまり冬から春への節目の日である。そのため
江戸時代には、大晦日ではなく節分を本当の年越し(立春が年の改まる日)
という考え方があった。節分に食べるそばを年越しそばと呼ぶようになったのは、
そのためという。
正月14日は小正月の前日で、昔はこの日を年越しとする風習もあったが、そばを
食べるのは「節分になぞらへ」てのことというのだから、やはり年越しそばは節分に
食べるものということになる。現在でも地方によっては、節分に年越しそばを食べる
食習が残っているそうである。
ところで、年の暮れにそばを食べる風習はこれとは別にあり、こちらは「晦日そば」と
呼ばれていた(江戸中期から商家を中心に広まった風習とされ、関西では「つごもりそば」
と呼んだ)。ただし、晦日そばとはもともと月末に食べるそばで、何月末とは決まって
いない。そのため、大晦日に食べるそばもたんに晦日そばと書かれるのがふつうで、
それ以外には「運そば」とか「大年そば」などと表現されている。大晦日のそばが「年越し
そば」になるのは明治半ば以降のこととされるが、原因は新暦に変わったことだったのかも
しれない。
~麺類雑学辞典~より
新暦に変わる前には、節分に食べる蕎麦は「年越し蕎麦」で月末に食べる蕎麦が「晦日そば」
だったんですね。
今でも我が家では、その年の変わり目は「節分」と思っていますので、「節分そば」があるのも
納得がいきます
「恵方巻き」もいいですが、暖かい「年越し蕎麦」を食べるのも、案外良いかもしれませんね
shimu