2025.06.30
ある日突然、天井からポタポタと水が…。
「まさかうちが雨漏りなんて」と驚いた方も多いのではないでしょうか?
実は、雨漏りは築年数に関係なくどの家にも起こりうるトラブルなんです。
しかも、放っておくと構造体の腐食やシロアリ被害、カビの発生など、健康や住まいに深刻な影響を及ぼすことも。
そこで今回は、雨漏りの代表的な原因とその対処法を5つ、分かりやすく解説しますね。
● 原因
屋根材(瓦、スレート、金属屋根など)が、経年劣化や強風・大雨などでずれたり、割れたりすることで雨水が浸入してしまいます。
特に築10年以上経った家では、屋根材の寿命や劣化が進んでいるケースも。
● 対処法
まずは屋根の点検を。
見た目で異常がわからなくても、内部で劣化している場合があります。
部分的な補修で済む場合もあれば、広範囲なら屋根の葺き替えやカバー工法を検討することも。
● 原因
落ち葉や砂埃などが雨どいに詰まり、正常に排水できなくなると、水が外壁に伝って室内へ侵入することがあります。
また、雨どい自体の破損・歪みも原因になります。
● 対処法
年に1〜2回、特に秋の落葉シーズン後には清掃を。
自分でできる範囲もありますが、高所作業になるため危険が伴います。
不安な場合は業者に清掃・修理を依頼するのがおすすめです。
● 原因
外壁にできた細かなひび割れや、サッシ周りなどのシーリング材(コーキング)の劣化は、雨水が侵入する典型的な原因です。
特に、外壁塗装から10年以上経っている家は要注意。
● 対処法
ひび割れの補修や、コーキングの打ち替え(古いものを撤去して新たに施工)を行います。
外壁塗装と一緒に行うと見た目も綺麗になり、耐久性もアップします。
● 原因
ベランダやバルコニーは、雨風にさらされやすい場所。
床面に施工されている防水層が劣化すると、そこから建物内部に雨水が浸入することがあります。
● 対処法
防水層の再施工(ウレタン防水、FRP防水など)を行います。
防水層の耐用年数は10〜15年程度なので、定期的な点検と再施工が必要です。
● 原因
窓枠と外壁の隙間、サッシ周りの劣化したシーリングから水が入り込むケースです。
風の強い雨の日に漏れるなら、ここが疑わしいポイントです。
● 対処法
劣化したコーキングを打ち直し、必要であればサッシ自体の交換も検討します。
「雨のときだけピンポイントで漏れる」場合、ここが原因のことが多いです。
雨漏りは、一見些細な水のシミから始まることもあります。
でも放置しておくと、修理費がかさむだけでなく、大切な家の寿命を縮めてしまう恐れも。
もし少しでも「おかしいな?」と思ったら、早めに点検・対処を行いましょう。
自分でできる簡単なチェックもありますが、確実なのはプロの診断です。
安心して長く暮らせる住まいのために、ぜひ雨漏りのチェックをしてみてくださいね。
shimu