2012.11.27
前回まで介護保険活用のリフォームについて記事を載せてきましたが、今回からは保険対象外ですが今後の備えとして活用できる事を載せて行きたいと思います。
~居住性を高めるリフォーム~
●高齢者が住み慣れた住宅で自立した生活を続けていくためにも、高齢者本人の心身機能を良く把握して、生活行為全体を考慮した住宅改修計画を建てることが必要です。
●しかし現段階で将来的に障害の進行が予想される場合には、それに対応したプランニングや後々リフォームがし易い環境にしておく事も必要です。
●しかし、住宅断熱性能を高めることで、快適な温熱環境の元で、快適に暮らすことが出来ます。部屋間の温度差を減らすこともできるため、生活空間を広く使え、真冬のヒートショックを和らげる事も出来ます。
●更に住宅の耐震性や耐久性を髙めることにも繋がります。
※ヒートショックとは、急激な湿度変化により体が受ける影響のこと。
~ポイントは断熱~
■部屋間の温度を差をなくすと健康に暮らせる
住宅の断熱性能を高めると部屋間の温度差を減らせ、真冬のヒートショックを和らげることができます。
■断熱は、まずは窓から
冬期の熱の48%が開口部から失われ、夏期は熱の71%が開口部から入ります。そのため、開口部の断熱性能を向上させることが重要です。
~彩の国さいたま 高齢者の住まいの相談対応の手引き~
より住宅改修でのヒートショック予防方法としては、断熱する事が効果的です。
窓に内窓を付けたり、サッシをペアガラスにしたりすることで、かなり断熱性が高まります。また簡単な方法としては、断熱フィルムを貼ることやカーテンを厚手のものに取り替えるだけでも、室内の保温性が高まります。
次回から、具体的な改修について載せていきます。
「ヒートショック」についてのブログも書きましたので、こちらもご覧下さい。
インテリアコーディネーター・福祉住環境コーディネーター
shimura