2022.07.30
浄化槽の蓋から泡が出ていると、当社にもお問い合わせがあります
応急処置として、マンホールの蓋が開けられれば、泡に直接シャワー状の水道水をかけていただくことで、泡が消えていきます。
蓋が開けられない場合は、マンホール周辺から出ている泡を、水で流して頂いて、ブロワーのコンセントを抜いてしまうことで、一時的に発生は収まります。
いずれにしても、処置が必要となりますので、保守点検業者へご連絡してください。
浄化槽内から、泡が出る原因はいくつかあります
※白い泡の場合 洗剤の成分が発泡している
※茶色の場合 浄化槽内の状態が悪いか、使用者に薬を服用している方がいる
まずは、泡が出てしまったときには、泡の色も確認してみましょう
また、新しく設置した浄化槽では、バクテリアが繁殖するまでに時間がかかるため、
最初のうちは泡が出る場合もあります。
浄化槽内は、24時間365日空気で水をかき混ぜています
そのため、浄化槽内は泡が発生しやすい状況にあります。
泡は槽内の水で出来ているので、壁やマンホールの裏に汚れとして残ったり、
その汚れがこびりつき、臭いの発生の原因にもなります
【対処方法】
※洗剤が原因の場合 洗剤の使用量を減らすこと
※その他が原因場合 シーディング剤や消泡剤を使用すること
「消泡剤」は取り付けることで、発生した泡を自動的に消してしまう事が出来ます。
ただし、泡の発生は必ずしも浄化槽の異常ということだけではありません。
浄化槽内の微生物が、水温の変化から身を守る為に自ら発生させている部分もありますので、気温や水温によっては、多少の発泡は必要とも言えるんです。
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