2011.05.25
Q.浄化槽清掃(汲み取り)は、なぜ必要なの?
A.浄化槽に汚水が流入すると、処理の過程で必ず汚泥やスカムが生じます。この汚泥やスカムが過度に蓄積されると、浄化槽の機能に支障をきたしたり、悪臭が発生する原因となったり、排水不良を起こしたりします。そのため、汚泥やスカムの槽外への引き抜きが必要なのです。
Q.浄化槽清掃(汲み取り)は、どんなことをするの?
A.汚泥やスカムを浄化槽外へ引き抜き、付属器機や機械類の洗浄、清掃を行います。(浄化槽法・第2条)
Q.浄化槽清掃(汲み取り)は、どのくらいの期間でやればいいの?
A.通常の使用状態において、年1回以上(浄化槽法・第10条)と定められていますが、目安は以下のような状態になったときです。
1.処理水質の低下
2.汚泥やスカムの著しい蓄積
3.槽内水位の上昇等
Q.浄化槽清掃(汲み取り)後に、水をいっぱい入れるのはなぜ?
A.浄化槽へ流入する汚水の中の固形物を出来るだけ沈殿させるためと、浄化槽は各槽に分かれていて、流入側から順番に水が溜まっていくので、片側だけ水が溜まった状態では、仕切り板が水圧で破損してしまう危険性があるためです。また、土圧(浄化槽の外側)と水圧のバランスを保つためでもあります。
Q.浄化槽清掃(汲み取り)をしたのに、臭いが気になりますが。
A.清掃後は、浄化槽内の微生物が減ってしまうことが多いため、水質の低下を招き臭いが発生します。微生物の増殖と働きを良くすることが臭いをなくす事になりますので、活性剤をお勧めしています。
特にお勧めなのが「シーディング300」「スーパーシューレス」です。浄化槽清掃後、減ってしまった微生物の繁殖を促進し、水質の安定と臭いの改善をします。